『ローガン・ラッキー』(原題:Logan Lucky) 2017年、アメリカ 監督:スティーブン・ソダーバーグ 撮影:ピーター・アンドリュース(ソダーバーグの別名) 出演:チャニング・テイタム、アダム・ドライバー、ダニエル・クレイグ、ヒラリー・スワンク、 ライリー・キーオ、ケイティ・ホームズ、ファラ・マッケンジー、キャサリン・ウォーターストン、 ドワイト・ヨアカム、セス・マクファーレン、セバスチャン・スタン、 ブライアン・グリーン、ジャック・クエイド、 他 物語:足が不自由で仕事を失い、家族にも逃げられて失意の人生を送るジミー・ローガンは、 まもなく開催されるNASCARレースのさなかに大金を盗み出すという大胆な計画を練る。 戦争で片腕を失った元軍人で冴えないバーテンダーの弟クライドと、美容師でカーマニアの妹 メリーを仲間に加えたものの、不運続きな自分たちだけでは心もとないジミーは、 服役中の爆破のプロ、ジョー・バングに協力を求めるが・・・ (映画☆☆☆☆☆、ダニクレ度☆☆☆☆☆) ダニクレは伝説の爆弾魔であり金庫破りのジョー・バング役。目尻に小さな★タトゥーをつけて、ソックスの中には彼のマイ減塩の塩ボトルが入っていて茹で卵を貪るのだ。粗野な感じもあるのに、爆弾に関してはやたらと繊細。身近にある材料で危険じゃない危険な爆発物を作っていた。思わずアダム・ドライバーさん演じるクライドの義手を吸い込んでしまった時ときたら・・(汗笑) いや、ダニクレさん、めっちゃ巧いよねぇ。彼は本当になんでも演じてしまう。この映画の彼を眺めていたら、もっと色んな映画に出てほしくてたまらなくなった。あんなダニクレさん、こんなダニクレさんを観てみたくて仕方がない。同じ時代に生きてくれて演じることを選んでくれたこと、嬉しくなった。演じて映画に出てくれたからこそ、観ることが出来るのだものね。 映画そのものも、ひさしぶりにソダーバーグ監督の面白い系を観た気がする。ジミー・ローガンとクライドののんびりリズムは最高だし、ジョー・バング のバカ兄弟も愛すべき人たちだし、気が付けば強盗モノなのに物騒な場面なにもないんだよな。誰も死んでないし傷ついていない気がする(一部入院する方もいるっちゃいるが)そして、最後にはすべてのオチがついて回収されているし、あの、ケーキの彼女にもちゃんとオチをつけてくれていて、そんな細かいところが嬉しかったし、カントリーロードがなぜだか沁みた。 んで、最後の最後にヒラリー・スワンクさん!!きゃー、どうなるん?って感じで終わる面白さ。続編が観たくなるじゃん、続編ないの?作ってほしい。それから個人的にはジョー・バングの1日を追いかけたみたいな番外編映画も観てみたいなああ(追いかけたところで何があるのかわからんが・笑)うわ、ゆで卵食べたくなってきた・・。 << back |