『ドリームハウス』(原題:Dream House) 2011年、アメリカ 監督:ジム・シェリダン 脚本:デビッド・ルーカ 撮影:キャレブ・デシャネル 出演:ダニエル・クレイグ、レイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツ、 マートン・ソーカス、イライアス・コティーズ、クレア・アスティン・ギア、テイラー・ギア 他 物語:家族との時間を大切にするため仕事を辞め、郊外の家に引越したウィル。 しかし、その家ではかつて、父親を除く家族全員が惨殺された忌まわしい事件が起こっていた。 最初は気にしていなかったウィルだが、子どもたちが幽霊のようなものを目撃したり、 不審な男が家の周囲に現れたりと、不気味な出来事が相次ぐ。やがて、過去の事件の犯人が まだ捕まっていないことを知ったウィルは、独自に調査を始めるのだが……。 名匠ジム・シェリダン監督が初めて挑んだサイコスリラー。 (映画☆☆☆☆、ダニクレ度☆☆☆☆☆) 思えば監督がジム・シェリダン監督だものなあ。ただのホラーとかサイコスリラーにするわけないよね、人間の底にある何かを真摯に見つめてくれているので、観終わった後、とても切なくなった。あまり情報もいれずダニクレ出演ものとして飛びついたので余計に。 ダニクレって彼の持つ雰囲気もあるのか、明るい軽薄な役よりも、こういう陰のある役がまた似合うんよねぇ。 最後まで観終わると冒頭の場面の彼の居場所の本当の場所がわかって、あぁ、そういうことだったのか、、と。 そういえばこの映画でレイチェル・ワイズさんに出逢ったというよりも、もともと旧知の仲だったらしく、たまたま仕事が一緒になって気が合うことに気が付いたらしい。プライベート気にならないのに、なぜか彼らには幸せになってほしいと思ってしまう。ふたりとも人としてカワイイ感じが滲み出ているよね、なんだか。 自分が狂っているのかもしれないと自分に疑いを持った時の恐怖ってどんなだろうね。いや、マジで切ない映画だった。で、こういう役また観たい。いや、もう、ツライかな? 陰影のある佇まい、この方は本当に何か背負っている感が半端ないな。。 << back |