「カッコーの巣の上で」

1975年アメリカ映画
監督 ミロス・フォアマン
出演 ジャック・ニコルソン、ウィリアム・レッドフィールド 他

映画ラスト 突然襲ってくる
自分の涙の嵐に どうしていいのか
わからなくなった。
心の中の何かがはずされちゃって
血が逆流するように
後から後から涙があふれでる。
感情が動く、激しく動く
まさに、感動なのだった。
それから何回 この映画を観たろう
もう数える事もむずかしいくらいの数だけみてる
そして、わかっていても涙がとまらない

ある日、オレゴンの精神病院に
手錠をかけられたマクマーフィという
ひとりの男が送られてくる。
刑務所の強制労働をのがれるために
狂人を装っていたマクマーフィ。
だけど、運命はとんでもない。
そこの病院は刑務所よりも
死ぬことよりもひどい所だった。

人間が他人の人生を決めつける恐さ。
マクマーフィは ただ陽気で
気のいい、ちょっと女好きの
友達思いのいい奴だ。
ただ、それだけだ。だけど・・・。

これは病院だけの話しじゃない。
アタシ達は、この世界に生まれおちた時から
何かしら強制的に決めつけられて生きている。
何かのボーダーで勝手に向こう側と、こっち側に。
でも、もし、何かを変えたかったら
やっぱり他の誰でもない
自分が始めなければ何も変わらない。

動かせないと思ってるものを
動かそうと思った時の あの衝撃
「チャレンジはした」
マクマーフィに少しずつ みんなが心を開く
特にマクマーフィとキープの関係には
心を揺さぶられる。

「オレは今、デカイ気分だ。残してはいかない
一緒にいこう 二人で・・」

哀しくて、哀しくて、恐いんだけど、
勇気がでるの。
何かを変えたいと思ったら
やっぱり自分の声で叫ばなきゃ駄目だ。
他の誰でもない自分の声を
ださなきゃ駄目なんだと、強く強く思う。

勇気がほしい。ありったけの。
マクマーフィ・・
今、デカイ気分だ。




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