1986年フランス、ドイツ、イタリア合作映画
監督 ジャン=ジャック・アノー
出演 ショーン・コネリー、 クリスチャン・スレーター他

普段、酒の話しと
飛行機の話ししかしない友人が
アタシが映画好きと知り
絶対観に行け、絶対面白い、と
とにかく絶対を繰り返した。
アタシは絶対なんて言葉あんまり信じない
だけど、その友人のあまりの必死なすすめ方に
思わず心動かされ、どぼどぼと観に行ってしまった

一度観て、アタシはすっかり迷路に迷いこみ
二度目に　この映画のすっかり虜になってしまった

1327年の中世。
寒い寒い北イタイアの修道院。
その中でおきる連続殺人事件の
謎をときあかすミステリー

この映画には実は心の謎も描かれている
そこがまた素晴らしい
だけど、それ以上にこの映画のなんともいえない味
たとえ、謎がわかっていても
何度でも何度でも観たくなる不思議
観るたびに　深く、深くしっとりした気分になる

最後のシーン
わかっていても　ゆっくり静かに
じんわりと涙あふれる
胸がいっぱいになる
最近またこの映画を観た
その感動は今も変わらず生きていた
そして
この映画に出会わせてくれた友人はもういない
その友人の思い出とともに
アタシの心の中に
深く深くこの映画は宿っている