<あらすじ>
自転車ロードレースの強豪、「チーム・ラディアント」に所属するミン、ティエン、ジウォンは力を合わせ、ライバルの「チーム・ファントム」の妨害にもひるむことなく、台湾各地で連戦を繰り広げていた。やがて3人は袂を分かち、個人レースで覇を競うことになる。チームのエースだったジウォンが先行し、力をつけてきたミンが迫る。一方、復帰をめざす女性サイクリスト、シーヤオをめぐってティエンとミンは恋敵となる。そして競技は次の舞台へ・・
エディ・ポン、チェ・シウォン、ショーン・ドウ、ワン・ルオダン、
アンドリュー・リン、オーヤン・ナナ、カルロス・チャン 他 出演
ダンテ・ラム 監督作
<感想>
東京国際映画祭にて。
日本で公開未定ワールドフォーカスでの上映作品。
六本木ヒルズのものすごく大きなスクリーンで観るのにふさわしい
めちゃくちゃダイナミックでパワフルな青春映画でした。
思えば自転車レースのこと、全然知らないのだけれど
団体プレーというか駆け引きもあって、こんなに面白いものだったなんて。
挫折して、仲間と別れ、そして再び・・という王道の話。
自転車レースの魅力を演者たちが体現してくれていて、
皆いいけれど、とくにエディ・ポンさんの魅力ってば半端ない。
時々、昭和チックな恋物語が入っていて、オバちゃんには
気恥ずかしくていらない描写もあれど(謎笑)
それが気にならないくらい自転車のところは目が離せません。
というか、感想をメモろうと思ったら何も出てこないのは
あまりにも真っ直ぐな映画だったので
言葉にしたところで意味がない。とにかく、観る!しかない。
観て体感してこそ!の視覚に訴えてくる映画です。
どんなアクションよりも、どんな3Dよりも
迫力満点の青春がスクリーンの中から飛び出してくる。
ぜひ、日本でも公開してほしい。そして公開してくれるのなら
絶対に、大きな大きなスクリーンでお願いします。もう一度、観たい!
*2015年10月の或る日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて鑑賞